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第32回全国育樹祭ニュース(開催結果報告)Vol.3

平成20年10月25日(土)・26日(日)、皇太子殿下のご臨席を仰ぎ、愛媛県武道館(松山市市坪西町)を主会場として、第32回全国育樹祭が、「育てよう 緑あふれる 日本の未来」をテーマに、県内外から3,300名の参加を得て開催されました。

お手入れ行事

10月25日(土)、昭和41年に開催された第17回植樹行事並びに国土緑化大会(現在の「全国植樹祭」)が開催された「久谷ふれあい林」(松山市久谷町)において、昭和天皇と香淳皇后がお手植えなられたスギの木に、皇太子殿下が「森林土壌生成促進材」を散布されました。

お手入れ行事
式典行事

翌10月26日(日)には、大会史上初めて、屋内施設で式典行事が執り行われました。

会場の「愛媛県武道館」は、徹底した木造・木質化を図り、県産材をふんだんに利用して建設された全国有数の木造施設です。

式典は、国土緑化推進機構の谷福丸副理事長の開会の言葉に続き、伊予市立郡中小学校「鼓隊」の先導で、三旗を先頭に県内94団の緑の少年団が団旗、プラカードとともに元気いっぱいに入場。続いて江田五月大会会長、加戸守行愛媛県知事、清家俊蔵愛媛県議会議長があいさつを行い、皇太子殿下がお言葉を述べられました。

式典行事
皇太子殿下のご挨拶
ご挨拶される皇太子殿下

第32回全国育樹祭が、全国各地から多くの参加者を迎え、ここ愛媛県武道館において開催されることを喜ばしく思います。

本年は、昭和41年にこの地で行われた第17回植樹行事並びに国土緑化大会から数えて42年目に当たりますが、当時、多くの人々の手で植えられた苗木が、立派に育ち、久谷(くたに)ふれあい林となって、県民の皆さんに守り育てられていると伺い、喜ばしく思います。昨日、私は、昭和天皇と香淳皇后がお手植えになりました杉の手入れを行い、杉が40数年の歳月の間に、力強く成長し立派な森を作っている姿に感慨を覚えるとともに、樹木は、苗木から長年にわたり愛情を持って守り育てていくことが必要であることを強く感じました。

ここ愛媛県は、面積の7割が森林と伺っており、美しく、緑豊かな自然に恵まれています。このすばらしい自然は、長年にわたり、守り育ててこられた林業関係者を始めとする県民の皆さんのたゆみない努力の賜物であると思います。森林は、美しく豊かな国づくりの基礎であり、国土の保全、水源の涵養を始め、私たちに限りない恩恵を与えてくれます。今日、地球温暖化防止など地球環境の保全が人類共通の喫緊の課題であり、森林の果たす役割が重視されております。こうした森林の大切さを思うとき、緑を守り育て、そしてそれをはぐくんできた技術や文化を次の世代にしっかりと引き継いでいくことは、私たちに課せられた大きな役割と考えます。このような中で、本日表彰を受けられる方々を始め、日ごろから各地域において国土の緑化に尽力されている全国の皆さんに敬意を表するとともに、そうした活動が更に多くの人々により支えられ、発展していくことを期待します。

終わりに、この度の大会テーマ「育てよう 緑あふれる 日本の未来」にふさわしく、森林を守り育てる活動の輪が全国に広がり、緑あふれる豊かな自然が未来へと引き継がれていくことを願い、私のあいさつといたします。

続いて、「全国緑の少年団活動発表大会」入賞団体や「全国育樹活動コンクール」入賞者、愛媛県緑化等功労者等の表彰が行われ、愛媛県内の緑の少年団等が育てた、県木のマツをはじめ、クヌギ、ツバキ、スギの苗木が石破茂農林水産大臣の手によって全国の緑の少年団に贈呈されました。

次に、県内緑の少年団の代表である、東温市立西谷小学校「西谷緑の少年隊」40名による心温まる活動発表が行われました。

メインテーマアトラクションでは、四季の移ろいをモチーフに、本大会の基本コンセプト「循環」を、県内小中高生202名によるダンス隊と合唱隊180名及び吹奏楽隊100名のコラボレーションによる、表現ダンス「美しい森林 生命のめぐりと輝き」として上演し、終盤、本県出身のテノール歌手秋川雅史さんの「千の風になって」の熱唱も加わり、会場の参加者を魅了しました。会場は感動に包まれ、万雷の拍手が鳴り止むことはありませんでした。

メインテーマアトラクションの後は、林業後継者、森林ボランティア、緑の少年団の代表が「誓いの言葉」を述べました。そして、佐々木毅国土緑化推進機構理事長による大会宣言の後、次期開催県を代表して金子原二郎長崎県知事があいさつをし、中村時広松山市長の閉会の言葉で式典は幕を閉じました。

式典行事の様子
大会宣言
大会宣言

地球温暖化等の環境問題が注目され、森林の有する多面的な機能への期待が高まる今日、その機能の効果的な発揮に向け、一体となって森林環境を整備・保全していくことは、私たちに課せられた大きな使命である。森の恵みである木材をふんだんに用い、そのぬくもりに包まれたここ「愛媛県武道館」において開催された第32回全国育樹祭に当たり、私たちは、森林との共生を図りつつ先人から受け継いでいくことを目指して、次のことを宣言する。

  • 一 多面的な機能を有する森林との共生について、国民の認識を深めるとともに、「国民参加の森林づくり」を一層推進する。
  • 一 森の恵みである木材等の積極的な利活用を通じ、健全な森林の育成と林業・山村の活性化を推進する。
  • 一 森林とふれあい、親しむ機会を拡げること等により、将来の森林づくりを担う健全で心豊かな青少年の育成に一層努力する。
平成20年10月26日 第32回全国育樹祭
併催・記念行事の開催

全国緑の少年団活動発表大会は、10月25日(土)、約500名が参加して松山市で開催され、全国から選ばれた少年団5団体と県内の少年団が集い、日ごろの活動状況の発表や表彰が行われました。終了後は伊予市 のウェルピア伊予で交歓集会を開き、交流を深めました。

また、同日、久万高原町では約500人の参加を得て、育林技術交流集会が開催され、「循環〜世代をつなぐ森林づくり〜」をテーマに特別講演やパネルディスカッションが行われ、活発な議論が展開されました。森林・林業・環境機械展示実演会は、11月26日(日)、27日(月)の両日、今治市で開催され、史上最多の約8,000名の参加がありました。

併催・記念行事の開催
県民手づくりの育樹祭
県民手づくりの育樹祭

森林が県土の7割を占める本県では、平成13年を「森林そ生元年」と位置付け、森林の持つ公益的機能の重要性を改めて認識し、その恵みに感謝をするとともに、森林を県民共有の財産として大切に守り育て、次の世代にしっかりと引き継いでいくため、県民参加による「森林と共生する文化の創造」に積極的に取り組んできました。

今回の全国育樹祭は、その成果を踏まえ、基本計画・実施計画の策定や、開催準備の過程の多くを県民の手づくりで行いました。

式典前後のアトラクションはもとより、メインテーマアトラクションにおいても、企画・立案から衣装等の製作まで、全て県民の手づくりによるものです。 また、会場内を彩った、森林を模した大掛かりなオブジェや飾花プランター、木製プランターカバー等も県内の多くの子供たちの手によって製作されました。お手入れ会場である「久谷ふれあい林」の整備には、延1,300人の県民がボランティアとして携わるとともに、式典当日の東予・南予のサテライト会場を始めとして、県内14箇所で地域育樹活動が実施され、延1,200 人の参加者がありました。

さらに、育樹祭開催を記念した様々な行事が県内59箇所で開催され、延13万人を超える県民が参加をしました。なお、経済状況が厳しい中、愛媛県内外156の企業・団体・個人の方々から5,000万円を超える協賛金等をいただき、愛媛県民が持つ、四国遍路の温かい“お接待”の心で参加者の皆様をおもてなしするための経費等に充てさせていただきました。

今回の育樹祭を契機として、私たち一人ひとりが森林を守り育て、活力ある健全な森林として次の世代に継承していくという「美しい森林づくり」の輪が、全国へ、そして日本の未来へと広がり繋がっていくことを信じてやみません。

最後になりましたが、開催準備でお世話になった全ての方々に、
心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

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