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写真コンクール

第9回 えひめの森林・林業写真コンクール


森林・林業・緑についての意識高揚を図るため、県内の森林が織りなす自然美、林業生産活動や山村社会の生活などに関する写真を県民から広く募集し、第9回「えひめの森林林業写真コンクール」を実施しました。


選考委員 古茂田 不二

EPA愛媛写真家協会 会長
JPS日本写真家協会 会員

  武市 基靖 EPA愛媛写真家協会 会員
JPS日本写真家協会 会員
  相原 誠一 財団法人愛媛の森林基金 参事

応募総数  124点
最優秀    1点
応募者数  47名
テーマ賞   1点
優 秀    2点
佳 作    12点
 
デジカメ部門 1点

最優秀
「雪木立ち」
撮影者◎近藤 健策 撮影場所◎美川村

「雪木立ち」近藤 健策
【コメント】

 深々と降り積もった雪が杉林を一層美しくしていた。整然とした木立と積雪の榾木を狙ってフレーミングした。

【講 評】

 雪の中、寒さと静けさ、落ち着いた写真です。近景の降り積もった柔らかなふんわりとした雪と、後ろに整然と並ぶ杉林の木々に張り付いた雪、青みがかったモノトーンの調子が南国と言えども、冬の山間部の厳しさを上手く表現できています。

テーマ賞「街の中の緑」
「幸せ発信地」
撮影者◎大政 弘典 撮影場所◎大洲市平野

「幸せ発信地」 大政 弘典
【コメント】

 結婚前の幸せな二人の記念写真前撮りに出会う。秋の落ち葉が夕陽の中で輝いていました。

【講 評】

 秋の日、夕刻の影の長さ、色温度の下がった暖かみのある光が落葉をより彩りこくし、幸せな二人とそれを見守るギャラリーの心のふれあいを暖かく表現しています。一人一人の自然な表情を逃さず、気持ちいい作品に仕上がっています。

優秀
「水の源」 三秋 政利
「影」 藤岡 美穂
「水の源」
撮影者◎三秋 政利
撮影場所◎西条市加茂川上流

【コメント】

 霧雨の降る日、寒風山方面へ撮影の途中出合った。

【講 評】

 タイトルのとおり木立についた小さくキラキラ輝く霧雨の粒がシャープに写し出されています。この霧雨の水滴が細い小枝をつたわって集まり、木の根元から大地に染み込み、やがて川になってたゆたゆと流れるとは、感動の一粒です。バックの雲も動きがあっていい効果をだしています。
「影」
撮影者◎藤岡 美穂
撮影場所◎愛媛県美術館

【コメント】

 中庭の楠にはい上がる蔦の影

【講 評】


 楠の幹に張り付いた蔦をしっかりと切り取った作品です。大きな年輪をへた楠の木肌の質感と、それとは対照的な、かぼそいながらも一生懸命伸びようとしている生命力を強い影が力強く表現しています。

「木踊る」 菅 宜登
「木踊る」 菅 宜登
「シャクナゲの咲く頃」 乗松 賢二
「シャクナゲの咲く頃」 乗松 賢二
「雲海の朝」 山台 雄三
「雲海の朝」 山台 雄三
「祭りの朝」 日野 清
「祭りの朝」 日野 清
「晩秋の瓶ヶ森」 光田 豊
「晩秋の瓶ヶ森」 光田 豊
「自然の中で」 難波江 成明
「自然の中で」 難波江 成明
「光芒」 正岡 孝
「光芒」 正岡 孝
「育む」 竹本 良三
「育む」 竹本 良三
「貫禄の天然記念樹」 川添 明美
「貫禄の天然記念樹」 川添 明美
「梅雨の晴れまに」 仲川 幸延
「梅雨の晴れまに」
仲川 幸延
「真冬の樹木」 中岡 邦高
「真冬の樹木」 中岡 邦高
「搬出作業」 高橋 政雄
「搬出作業」 高橋 政雄

デジカメ部門
「異世界」
撮影者◎宮城 正明 撮影場所◎西条市中奥

「異世界」 宮城 正明
【コメント】

 仕事柄、毎日のように目にするヒノキ林ですが、この日は、木一本一本の存在感がすごくて、まるで異世界に迷い込んだような錯覚を覚えました。

【総 評】

 第9回目の今回は、一般部門75点、テーマ部門26点、デジカメ部門23点、計124点と応募作品数はほぼ前年並みでした。今年の特徴としては、一部に、インクジェットプリンター出力の作品があったことです。
 毎度のことですが、ピント・手ブレなど微妙な部分で入選を逃す作品が多く、せっかく応募していただいたのに、選にもれ、とても残念に思います。
 平成15年は紅葉の具合が悪く、秋の写真が少なかったのも特徴です。被写体の悪さが写欲を萎えさせたのでしょう。
 また、今回からデジタル写真部門が増えましたが、デジカメファンには行き届かなかったのか、点数はともかく、応募された人数が少なかったのが残念です。
 写真を語るときの言葉に「シャッター以前」という言葉があります。写真を撮る時に、何をどう表現しようとしているのか、構図は良いか、シャッタースピードは適切か、絞り値(被写界深度)は良いか、ファインダーをのぞきながら今一度考えてみよう、そうして作者の表現意図にぴたっと合っていたら撮影をしようということです。全体的に被写体の綺麗さに感動のあまり撮らされた写真が多く、今一度被写体の何をどう表現しようとしているかを考えて、作品づくりをしていただけたら良いのではないかと思います。

【次点】

秋の小路/酒栄徹 椈(ブナ)の初鶯/宗雪一郎 蔦蔓の壁/島川武 アジサイと樹木/村上巍
メールに夢中/木綱武雄 大地に生きる/杉森斉


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